シーベリーは、サジーやシーバックソーン、チャチャルガンとも言われ、モンゴル国などユーラシア大陸全域に野生し、酸素の薄い高山や、紫外線が降り注ぐ砂漠、寒暖の差が激しい地域にも生息する生命力の強いグミ科の植物。
オレンジ色の小さな実は、ビタミン、アミノ酸、不飽和脂肪酸など200種類以上の豊富な栄養素がバランス良く含まれ特にビタミンA、C、Eが豊富で抗酸化力が高く、海外では「果実の王」「奇跡の果実」と呼ばれ、美容と健康にふさわしい「スーパーフルーツ」として注目を浴びています。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」やチベット医学の四部医典など古典医学書においては薬草として紹介されています。
貴重なオイル「シーベリーオイル」とは
シーベリーは、モンゴルの-40°Cにもなる厳しい環境で育つために凍らない優れたオイルを含んでいます。
シーベリーオイルは、 皮と種を取り除いた果肉からエキスを抽出する際にとれる上澄み液で、原料1tからわずか2kgしかとれない貴重なオイルです。
モンゴルでは主に、風邪や喉の痛み、胃腸のトラブルの改善や、怪我の傷口や火傷の治療に使われています。ヨーロッパでも古くから研究が進められ、さまざまな研究文献が出されています。
中でも、シーベリーオイルのバルミトレイン酸(オメガ7)は、悪玉コレステロールを減少させ、動脈硬化や高血圧を防ぐ働きや、インスリンの分泌を促進したり、血管を柔らかく弾力のある状態に保つ働きがあると注目されています。